万年筆を初めて持たれた方は、よく「どう持ったらいいの?」と言われます。
筆記具ですので、思うがままに使っていただいて良いと思いますが、捻り(ひねり)については、正しい持ち方をされた方が、より万年筆のもつ毛細管現象を楽しむことができると思います。
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筆記角度は手の大きさや、万年筆の軸の長さによって、寝かせ気味だったり、立て気味だったり、と人それぞれです。
万年筆のペン先は、ある程度の筆記角度に対応できる形状となっていますので、過剰でなければ問題ありません。
筆記角度小さい↓
筆記角度大きい↓
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万年筆の捻り具合は重要なポイントとなります。
正しい持ち方は、あくまで紙に対して垂直、正面にペン先が当たる位置となります。
しかしこれは、使用者の目線からは捻ったように見えます。
正しい見え方↓
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逆に、使用者からペン先が正面に見えるように持つと、紙に対して捻った角度で接触してしまうことになります。
このような持ち方で使うと、ペンポイントの片側だけが紙と接触し、かすれたり、ひっかかったりするようになります。
誤った見え方↓
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使いはじめは、ペンポイントが、左右均等に紙に接触しているかを意識しながら使用されると良いと思います。